#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

長崎でちゃんぽんを巡る その69 中国料理 西湖

長崎ちゃんぽんストリートの歴史

閉店した店も実は多いのが長崎ちゃんぽんストリートであり、旧い地図を見ると、この変遷がわかる。この辺りについては、また資料の蓄積があった際に、ちゃんぽんの総説記事としてまとめてみたい。

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手前の黄色の瓦が老上海飯店で、元々の位置である

西湖はもともと、現在の老上海飯店の位置にあり、その隣にあった製麺所である永興号を更地にし、そこに新しい店舗をたてて、隣の店舗から移転している。

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店頭にはかつての店舗より大きくなったショウウィンドゥ これもちゃんぽんストリートでは、客引きには案外重要なアイテムのようである

西湖というと、浙江省杭州市にある湖が知られており、浙菜(浙江料理)という範疇もあるはずなのだが、当の営業者たちは四川料理と称しており、メニューには四川の香りすら感じられない。長崎の中華街がちゃんぽんストリートと呼ばれる形式美を滑らかにたどってくれる。

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メニュー 波打つビニールが店の格を感じさせる

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西湖の店内の様子 

大仰な椅子にマッチしないテーブル、さらに不自然な窓と統一感が無いのもちゃんぽんストリートの中華料理店の美学の一端である

西湖のちゃんぽん 

具材はキャベツ、モヤシ、タマネギ、ハンペン(紅白)冷凍貝柱、冷凍エビ、豚肉などである。麺は唐灰汁薄めのちゃんぽん麺である。スープは白濁した鶏ガラベースであり、これに白湯スープが入り、その他の素材からの風味の入る塩気の強いものである。

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中国料理 西湖のちゃんぽん

全体的な色味は薄く、ハンペンの毒々しい長崎ピンク(はんぺんの蛍光ピンクをこう呼ぼう)と小ネギの緑が頼りなげなコントラストを醸している。奥の厨房から聞こえる音に、ジウジウという焼きの音が聞こえず、オーダーをして顔をあげたところで鍋にスープを入れていたのが見えたため、煮によってできたちゃんぽんらしい。野菜はやや透明になるまで火の通り、野菜より海産の風味が出た複雑なスープであるが、風味より塩気が強いスープである。何より、麺が多めにしてあるあたりが、修学旅行ビジネスに毒されており、ちゃんぽんストリートのちゃんぽんである。

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色の薄い西湖のちゃんぽん このスープのカラーだけで惑わされる人も多い

有名芸能人が訪れたなどというのがウリになっているようだが、長崎ちゃんぽんストリート(別名長崎中華街)らしいちゃんぽんである。

西湖の店情報

  • 住所: 長崎市新地町 9−10
  • 電話番号: 0958275047
  • 営業時間: 11:00 - 14:30 17:30 - 20:30
  • 支払い方法: QRコード決済

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