#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

「ちゃんぽん」とは その5 長崎(県)でちゃんぽんを巡る6選(50店舗訪問記念)

長崎(県)でちゃんぽんを巡って50記事

長崎県でちゃんぽん巡りを始めて、50記事に到達した。麺料理というのは、大変奥深く、シルクロードの東西で麺文化は花開き、その両端のイタリアと日本でのバリエーションは目を見張るものがあるくらいである。このため、日本国内でも、#麺タルヘルス というハッシュタグでツイートするものも多く、私の友人では、旧称 餅 先生(現カマボコバター氏、別名ボコパちゃん)、アイスのおっさんサン(愛称 愛おじ)、M氏など、大変興味深い方々に囲まれて、これからもご指導いただきたいと思っている。初めのきっかけをいただいた、キモ甘党総統のカキフライ様にもここで御礼申し上げたい。

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長崎といっても、長崎県長崎市かで論議を呼ぶため、一応題名内では分けて、長崎市の際には「長崎で〜」、長崎県の際には「長崎県で〜」とし、市内と県内、市内でも旧市街地(諏訪氏子エリア)とその他とで、嗜好性や特性がふわりとわかるように意識をしながら記述を続けてきたつもりである。大陸の麺料理として発祥し、福建人により持ち込まれた麺料理が、日本の西の果てでB級グルメとして土着化し、郷土料理ちゃんぽんとして定着している様を各店舗のちゃんぽんを収集することで、検討してきた。

「どんなちゃんぽんを食べているかを言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言い当ててみせよう。」

ブリア・サヴァランではないが、食の形態に近いくらい、ちゃんぽんも多様である。以下のようにはじめの記事で記載をしている。どうか、「おすすめ」などと長崎(県)の人に聞かないで欲しい。当たり障りないように江山楼か、少しマニアックに康楽あたりを勧められて、お茶を濁される程度である。長崎のまちっこは、親切なように見えて「ヤンキー言葉の京都人」である。陰で「なんもわかっとらん」とか言われたりしないかいつもドキドキしている。

「ちゃんぽんはどこがおすすめですか」は長崎で訊いても意味がない。
ちゃんぽんを一層難しい物にしているのは、好みの問題がある。具材なんていうのはマトリックスの一部にすぎず、載っている野菜の切り方がどうか、歯応えがどうか、スープの併せ方がどうか、麺はどこの製麺所かというのは一種こだわりなのだが、あの店のおじさんが、おばさんが鍋を振ったのが好きとかいう方もいるようで、相当な強いこだわりがあるようである。

観光でやってきて「ちゃんぽんはどこがおすすめですか」と観光客らしい、間の抜けた質問を繰り広げているのをよく聞くが、結局は、家庭で代々続く好みの問題であるオススメを誰かに頼ろうなどというのは、長崎の人たちを困らせるだけだろう。複雑怪奇に絡まった、こだわりのマトリックスを紐解くのがある意味長崎観光の醍醐味の一つであると思っている。

長崎を来訪して、試して欲しいのは、なんて事もない、公務員のおじさんや銀行のおばさん、保険会社のお姉さんや造船所帰りのお兄さんが出入りしていそうな、町の食堂のちゃんぽん屋である。常連客の内容は定かではないが、昔からの、長崎人が思い描くちゃんぽんはだいたいこういうところにある。地区で行くと、長崎県庁が置かれていた、長崎の岡から下った、大波止長崎駅周辺(この辺りはかなり数が減った)が良いだろう。
「ちゃんぽんはどこのが好きですか」とでも訊いておいた方が無難である。

 

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ブログを始めてこの間、親しい人からは、ちゃんぽんの麺について、唐灰汁入りのものを取り寄せ出来ないかと問い合わせもあった。自宅でちゃんぽんを作るのに、肩に力を入れて、あれもこれも入れたら美味なのではと妄想をかき立てられるようであったから、まずはシンプルに、蒲鉾、家の冷凍庫で眠っている肉類、キャベツ、もやしあたりを入れて作ってみるように伝えた。そもそものB〜C級グルメに、アワビや車海老などと言う高級食材を初心者が入れてしまうと、何が美味しいのかわからないであろう。当地で行われるように、常備されているちゃんぽん麺、冷蔵庫の残り物の野菜や蒲鉾やらを使ってみるのが、初めはいいのである。自分の好みや食生活から、どんなちゃんぽんが生まれ、どんな味が好みになるのかが、この料理の醍醐味である。

ブログの記事においては、公表されている店舗のデータ、店の来歴、具材の選び方、その切り方、焼きが強いのか煮るのが強いのか、スープ、器などといった事項について記載をしてきた。長崎県内での、このちゃんぽんの広がりや多様性がどの程度あるのかを示す資料になればいいと思っている。

長崎県で選んだちゃんぽん店6選

50記事も到達したことであるし、とりあえず、5箇所選んでみようとおもい、この記事を書いてみることとした。結局、6箇所とすることとし、6選とした。順番はブログ内で紹介した順でここに載せることとする。選考基準としては、ちゃんぽんの歴史や知名度もともかく、ちゃんぽんの味として、長崎(市・県)らしさを備えているのかという点で選んでいる。大抵、この基準で見ていくと、ちゃんぽんストリート(長崎中華街)のものは全てが落伍していき、案外地方的なものが残っている。未踏の地域として、ちゃんぽんストリートの大半(筆者が全く興味を抱けない)、雲仙市(小浜を含む)、島原市大村市佐々町長崎県離島もまだまだ残るため、まだまだフロンティアは広い。

1. 中華菜館 福壽

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福壽のそぼろちゃんぽん 値段が高いのでと選んではいけない

その4として紹介している。長崎市のちゃんぽんストリートでも失われつつある、唐灰汁強めの瑞泰號の麺を使用しており、古典的な長崎中華としてのちゃんぽんである。値段が良い方がいいだろうとそぼろちゃんぽんを頼むと、「ちゃんぽんではないもの」が出てきたという地元の人もいるため、メニューはよく読む方が良い。

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2. 中華料理 永楽苑

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永楽苑のちゃんぽん

食堂ちゃんぽんとしての美味しさで選ぶと、ここである。あっさりとしたスープのちゃんぽんである。なんとも長崎市内の風情がある店内とトロロのおにぎりが古典的な「長崎らしさ」のちゃんぽんである。

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3. 天石上海楼 佐世保らしいスープのちゃんぽん 

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天石上海楼のちゃんぽん

佐世保らしい景色と、佐世保らしいスープ(豚骨ラーメン用)が楽しめる。麺の個数を限定し、採算ラインを見極めながらの営業であるらしい。出前はないようだが、大きな皿うどんの持ち帰りもあるように、長崎県における地元のちゃんぽん食堂の風情が残っている。

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4. ニューよこはま チェーン化、暖簾分けが進む中、昭和中期の味を残す

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ニューよこはまのちゃんぽん かつてはもっと甘かったという声もある

長崎市内で暖簾分け、チェーン化してきた事例は多く見られているが、長崎市内でもこれぞ古典的ちゃんぽんであろうものはニューよこはまである。甘いちゃんぽん、出前がメイン、ゴテゴテした昭和中華の内装あたりがキーワードになる。現在のちゃんぽんにはかつてのような強い甘さがないことがわかる。

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5. 共楽園 中華料理店から中華食堂、ちゃんぽん食堂へ 

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共楽園のちゃんぽん

奥の円卓からは中華料理店らしい雰囲気があるものの、メニューがどんどん簡素化されていき、ついには潔く、ちゃんぽんと皿うどんの店になっている。名前も知られており、台湾の麺専門店に近い雰囲気も醸している。麺は唐灰汁強めのちゃんぽん麺で、ここも、長崎の古き良きちゃんぽんである。

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6. 佐世保四海楼 始祖より始祖に近いか

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佐世保四海楼のちゃんぽん

本店がグダグダで、美味しいものを楽しませるレストランというより、拝金的な要素が強いのに対し、経営性でも、おもてなしとしても、なかなか地元密着的で、古き良き長崎らしさも感じられる店である。ちゃんぽんの基本的なものが抑えられており、始祖より始祖に近いのかもしれない。

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書籍や論文となっているちゃんぽん関連の文献は多いが、各店舗の成り立ちや系譜までは追ったものが少ない。公開情報や姓名などから、今後も丹念に追ってみたいと思う。

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