#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

長崎でちゃんぽんを巡る その 44[2022.5.25閉店] 慶華園 「観光地」の「華僑らしい」ちゃんぽん

2022年5月25日に閉店予定となる

長崎市内でもちゃんぽん屋、ちゃんぽん食堂の閉店がチラホラと見られるようにはなってきたが、老舗の一つでもあった慶華園の閉店がSNS上で伝えられた。あとひと月ほどであるが、ゴールデンウィークの時期も相まって、今までの閑古鳥が鳴いていた風景とは一転して、多くの観光客が訪れることとなるだろう。

 
 
 
 
 
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※4月25日追記

中島川沿いのちゃんぽん御殿

1947年に創業し、元々は八幡町にあったというが、1968年に現在の地に移転してきて、大宴会場などを備えるちゃんぽん御殿となった。さらに50周年の年、1997年に改装され、現在の城市城門風の入り口や内部が極彩色で彩られる、御殿様の建物となったようである。福建由来の楊正和氏から、現在は2代目に引き継がれており、楊爾嗣氏の店舗である。先代が四海楼に居たことは知られている。ランチパスポートなるものに掲載されているらしく、これを目当てに訪れるものが多くみられた。観光地、中島川・眼鏡橋からも近いため、観光客向けの店舗であろう。

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ちゃんぽん御殿、慶華園 ウェブサイトによると、外殻にハリボテ状に改装を施したようである

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ゴテゴテの御殿建築となっている 紫禁城様式とでも名付けようか

浦上の宝来軒と言い、こういう趣味である

ここの店では長崎湯麺が長崎ちゃんぽん、肉絲湯麺がスープうどんとなっており、ちゃんぽんの「始祖」もびっくりな訳文がついていて、大陸あたりにありそうな、場末の日式料理店のような風貌である。味がどうかというのは、そのうちリポートしたい。中華味噌ラーメンとはなんだろうか?色々と謎が多いメニューでこれだけで、5分は楽しめる。

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慶華園の麺メニュー スープうどんとはなんぞや????

ちゃんぽんストリート(長崎中華街)の楊家菜房 翠獅庭はこのオーナーの弟の店だという。

慶華園のちゃんぽん

とにかく野菜以外の具の多いちゃんぽんである。具材はキャベツ、モヤシ、タマネギ、ニラ、黒木耳、ゲソ、イカ(本体)、アサリ、エビである。スープは鶏ガラベースで濁、そこに海産物のダシが出ている。甘さはやや甘めで、後味まで引くほどである。麺は唐灰汁弱めの丸麺であった。焼きはほとんどなく、野菜が透明になるまで火が通り、海産物や肉の臭みもなくなるほどになっている。冷凍らしいエビはまだ少し透明なところが残る程度で、火が通り過ぎている具材と通っていない食材の差が大きい。下ごしらえなどの手間をかけずに鍋を振っているだけであろう。スープと麺と具材の調理状態は火の通り具合のミスマッチがあり、どうも中華のプロのちゃんぽんとはいえない。

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慶華園のちゃんぽん

器は三爪の龍が二匹踊る、口の開いた中華風碗である。

店情報

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