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Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

長崎県でちゃんぽんをめぐる その106 めしどころ 一楽

ゆらぎのある平戸ちゃんぽんの定義

地名ちゃんぽんがあちこちで観光の目玉としてのイベント要員の地位を占めているのである。町興しのためのアイテム程度の存在であり、定義は大変なゆらぎを有しているので、文化人類学の学術的な意味合いというよりは社会学的なアイテムであるのであろう。

そもそも、平戸ちゃんぽんというのは平戸市の行政が唱え始めたのでもない。冷凍麺の会社あたりが小浜ちゃんぽんがクローズアップされ、本家の長崎ちゃんぽんに加えて、三大ちゃんぽんと呼ぶにはもう一つ何かないか程度に編入されたのではないだろうかというレベルである。どこにも根拠もないものとなったのである。

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めしどころ 一楽

1929年 昭和4年創業の食堂であり、華やかであった平戸の香りが漂う一帯に位置する。南へ細長く「し」の字に伸びた平戸の湾を望むところである。平戸の城は湾の対岸にあり、その対面に位置するように山中にまで伸びた市街地が印象的な町となるのである。7種類のちゃんぽんを提供するほか、定食のメニューも豊富な食堂としての様相である。幸橋、別名オランダ橋として知られる橋の袂に位置している。平戸で初めてちゃんぽんを提供するようになった店としても知られる。

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一楽の店頭

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一楽のメニュー

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一楽 平戸ちゃんぽんの紹介

平戸ちゃんぽんという名前で一楽で提供されているのであるが、上述の平戸ちゃんぽんとは同義のなにかということではないようである。アゴだしも入っておらず、平戸らしい香りはするものの、店舗によっててんでバラバラなのがまた平戸である。

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一楽の店内様子

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店内にケースがあり、自由にとって会計時に申告

めしどころ 一楽のちゃんぽん

具材はキャベツ、モヤシ、ニンジン、タマネギ、ネギ、スボ(ワラで巻いたカンボコ、エソやアゴが多い)、紅スボ(珍しい)、テンプラ(県北では揚げカンボコをこう呼ぶ)、豚肉、イカなどである。麺は丸中麺の唐灰汁の弱いちゃんぽん麺で、色は薄いクリーム色である。スープは透明な鶏ガラベースのスープである。一説には豚骨ベースも混在しているとされるが、あまり強くはかんじられない。

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一楽のちゃんぽん

 煮は軽め、一部で焼きの効いたちゃんぽんである。全体的にあっさりとしているのだが、スボやテンプラのコクが滲み出て滋味豊かなものとなっている。ざく切りの野菜にも軽く火が通るようにしてある。 アゴダシ入りのちゃんぽんではないと銘打たれており、なかなか興味深いのである。そして、この具材が、長崎の県北らしい、冷蔵庫にいつも入っていそうなものが使われており、県南の余所行きにしか見えないちゃんぽんからすると大変家庭的に感じる。

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一楽のちゃんぽん

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一楽のちゃんぽんのスープ

森藤製麺所は今後閉業という噂も見られるというから、今後、どうなるのか平戸の麺業界も目が外せない。

めしどころ 一楽の店情報

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