#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

【長崎でバー巡り】その1 ウォッカのトマトジュース割り(ブラディメアリ)

ウォッカのトマトジュース割り

アメリカ人たちはブラディメアリBloody Maryと呼ぶそうであるが、ここはあえて、上記の表記でありたい。イングランド女王のMaryがBloody Maryと呼ばれたことに因んでいるとされるが、真相も明らかではないし、他所の国の女王のことをカクテル名にして、とやかく言うのもアメリカ人のように品がないので、薄ぼんやりとした表記で始める。

文字通り、ウォッカをベースとしたロングカクテルであり、これにトマトジュースでメスアップするのが原型である。アルコール度数は素材の比率により、自由に変更可能である。さらにタバスコや胡椒、他のジュースなどと混ぜることにより、多彩なバリエーションが得られるのであるが、このようなバリエーションはそのようなものが好きな人々に任せておいた方が良い。また、朝食での二日酔いの迎酒として提供されることもある。

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Waldorf Astoria Edinburgh The Caledonianの朝食のウォッカのトマトジュース割り
Caledonian RailwayのPrinces Street station直結の鉄道ホテルとして開業した

長崎県ウォッカのトマトジュース割りを楽しむのであれば、トマトの生産量では16位であるが、県内で多彩な高品質トマトを生産している長崎らしさを味わってほしい。長崎県のトマトは糖度を高めにしてあり、酸味とのバランスをどこに置くのかによって好みが別れるであろうが、フルーツ感覚で食べられるような品質である。

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デパートの店先などにも赤いトマトが並ぶ

長崎県内では大島造船所の農産部が生産する大島トマトのブランド化がある程度成功しており、これ以外にも、他県からのトマトの流入が価格競争のみのよって入ってくるような、高品質なトマトが見られる。東彼杵郡の小串郷、島原、大村も産地として県内では有名であるが、長崎市の高島で作られている高島トマトも長崎市内でのブランド化を進めており、各所で出店が見られる。年間を通しての産量というよりは、2月から6月前後までに多くが見られるよう、旬を意識している点も注目しておきたい。

Dukes BarのAlessandro Palazzi氏のロングカクテルを紹介する。ブラディサムの範疇になるのであろうが、彼自身がブラディメアリと紹介しているので、この項で紹介しておく。英国のラグビーチームの象徴である、赤い薔薇と題されたロングカクテルでは、京都のプレミアムジン、季の美と大島トマトのトマトジュース、シソ、ウースターシャーソース、柚子のフレイバーが添えられている。丁度、日本で行われていたラグビーワールドカップの時期であったため、このようなカクテルを作ってくれたという。

 
 
 
 
 
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セラーランプライター

まずは、プレゼンテーションも正統派、カクテルの内容も正統派、店主も正統派のセラーランプライターのウォッカのトマトジュース割りを栄えある長崎バー巡りの第一弾として紹介することとしよう。

現在のマスターは二代目である。先代からのお客さんも多くみられ、親子三代に渡ってなどという方もいれば、大学生たちが小グループで何処か敷居の高そうに入ってくる、年齢層も多様なバーである。Covid-19下では常連の定まったお客が集まる程度であったが、観光需要の立ち上がりとともに、今後はお客がまた増えていくことであろう。鍛冶屋町(地図アプリの会社によってはBlacksmith machiと表記される)の繁華街からはやや入ったところにあり、昭和の空気感も漂う地元の小さな古いバーである。

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ランプライターの店頭

トマトのフレッシュな生のジュースを使う点がモダンにも見える。コールドプレスのジューサーに生のトマトを入れてジュースを作るところから始まる。タンブラーにウォッカを入れてよく冷やし、トマトジュースを注ぎ、これにタバスコ、粗挽き胡椒などを入れて味を整え、用意してあったセロリを添えてサービスされる。

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セラー ランプライターのウォッカのトマトジュース割り

セラーランプライター店情報

  • 住所:長崎市鍛冶屋町5−79
  • 電話番号:0958232612
  • 営業時間:19:00 - 26:00

Bar Waverley

スコットランドの首都のエジンバラの主要駅の名前Edinburgh Waverleyに由来するバーである。この駅はスコットランドの玄関口でもあり、国内の各方面の拠点ともなる駅である。処刑所の跡にほど近いHaymarketとしなかったあたりに、正統派の香りがただよい、長崎にやってきた際に、筆者のメインバーとして、お世話になっている。

天井から吊るされた照明や手元を照らすスポットライトが置かれ、鏡も多用されていることもあり、店内は明るく、長崎市内でも珍しい、明るいバーである。Covid-19以前には満席の客が入ったりすると、熱気もさることながら、ヨーロッパあたりのパブなどの雰囲気もあったものである。

大島トマトのトマトジュースを使ったカクテルである。冷蔵庫でしっかり冷やしたタンブラーにたっぷりの締まった氷をいっぱいに入れ、冷蔵してあるウォッカを注ぎ、氷と馴染ませる。これにトマトジュースを入れるだけのシンプルなレシピなのであるが、大島トマトのジュースはトロミが強く、スープのようでもあるため、なかなか綺麗に混ざらないのである。

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Bar Waberleyのウォッカのトマトジュース割り
この日はベルーガウォッカを使用している

年毎にロットが違えば、味も変わるのを楽しんでいるのであるが、ここ3年ほどはふるさと納税での商品に指定されていたり、知名度が上がっていたりで、かつてほどの本数を確保できない状態にあるらしいのだ。3月中旬から10月あたりまでは大島トマトのジュースのハイエンド版を使用し、在庫が切れたところでキッストマトジュースに切り替えるという。大島トマトジュースのハイエンド版は、大島トマト特有の甘みが強く、果肉感も強く感じるほどの濃厚なものである。キッストマトジュースは甘味は控えめで、爽やかな風味となっているが、大島トマトの風味ははっきりと感じられる。これも好みが分かれるところであろう。

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前年の残りのトマトジュースと新作のものを飲み比べというのも3月ごろの年中行事である

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佐世保や西海へ出かけると、時期には大島トマトの産直品やジュースも簡単に手に入るのである

Bar Waverley 店情報

  • 住所:長崎市船大工町3−18
  • 電話番号:0958275977
  • 営業時間:17:00 - 27:00 日曜定休

バー山吹 オリーブベイホテル

上記で長々と記載してきた、大島トマトのトマトジュースの本家本元である大島造船所保有するホテルのバーから最後に一品である。長崎県内でもきちんとしたホテルバーは二つしかなく、ここオリーブベイホテルとハウステンボスホテルオークラであり、その二つのうちの一つである。

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造船所に併設されたホテルであるが、海は近く、少し異なるがリゾート感には溢れている

ウォッカはストリチナヤであり、トマトジュースは当然、大島トマトのものを使用する。最後にフレーバーとして振りかけられるライムのダッシュが味をクッと引き締めている。

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バー山吹 オリーブベイホテル 大島トマトのジュースを使ったブラディメアリ

ホテルに泊まらない限りは利用できないバーであり、リクエストベースで開くことから、長崎県内でも唯一の「私のためだけに」オープンするホテルバーである。

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バー山吹 オリーブベイホテル
独特の照明や内装は隈研吾様式の一部か

dynamic-nagasaki.hatenablog.com

オリーブベイホテル

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