#dynamic_Nagasaki

長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

南蛮亭 五色うどん ー長崎市で朝食に困ったらー

長崎市で朝食に困る

長崎市内では、あまりに修学旅行や団体旅行、ビジネス旅行の需要に応えすぎているのか、案外朝食を食べるところがない。チェーン大手のファーストフードなどを食べる気もしないし、旅館である様なみりん干しの一枚でも焼いてくれる様な店があれば良いと思うのだが、そんな気の利いたことはこの街で求めるのは酷なのである。ホテルの方でも見透かした様に、朝食付きプランがあるものの、冷凍物の怪しげな調理品が並ぶだけであり、なんとも味気ない長崎の朝を迎えることになる。

そこで、地元の方々に聞いてみると、とりあえず、一軒ありそうなので、出かけてみた。うどんが食べられるというのである。五島に、と一口に言ってしまうと怒られそうであるが、福江の上の奈留というところに帰るバーのマスターが教えてくれた。朝8時過ぎに船が出るのに、朝食難民になりそうな客を相手にやっているうどん屋がターミナルにある。南蛮亭である。

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南蛮亭の入り口 食券を買い求める

一日中、このフェリーターミナルからは、五島行きの船や野母崎方面の船が出ており、野母や伊王島在住者の貴重な生活の足の一つでもある。長崎を訪れて、何もすることがなくなれば、昼にうどんでもすすって、野母商船の船に乗ってみれば良いだろう。軍艦島を見ながら船に揺られて行くのも良い、天気がよければの話であるが。

店内は立ち食いコーナーもあり、今では少なくなってきた、駅の立ち食い蕎麦屋の様でもある。

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南蛮亭メニュー 朝食どきはサービスされるメニューが異なる 冷やしや定食はできない

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南蛮亭の五色うどんいわれ

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南蛮亭の立ち食いコーナー

南蛮亭の五色うどん

南蛮亭には各種メニューがあり、うどんをベースにしている。珍しいごぼう天うどんや長崎のすり身あげ、こちらでは天ぷらと呼ぶをトッピングにしたりもできる。毎回出汁の効いた細いうどんを啜るのが好かろうと、五色うどんにすることにしている。あおさ、ねぎ、天かす、カンボコ、ちくわの載ったうどんである。出汁はやはり甘めであるが、朝一番にはなんとも優しい。

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五色うどんとおにぎり

店情報

朝食を提供する地元の店に乏しい長崎市内でも、唯一のうどん屋である。館内を流れる離島航路のアナウンスを聞いていると、西の果て長崎から更に向こうのニッポンがあることを感じる朝になるだろう。朝から船に乗る際には一時間ほど前に摂っておくことをお勧めする。

  • 住所:長崎市元船町17−3 長崎港フェリーターミナル内
  • 電話番号:095-821-9141
  • 支払い:現金
  • 営業時間:7:00ー17:00

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