長崎は祭り・イベントが多い
年中行事とされる行事が多い長崎市ですが、新型コロナウイルス(Covid-19)感染拡大を受けて、中止や延期のアナウンスが出ています。他県からの来訪は、このご時世ですから、あまり無いものと思いますが、5月以降、ゴールデンウィークの予定も白紙に戻す方もいらっしゃるでしょう。4月1日現在の情報をもとに、お伝えします。
「長崎市内ではお祭りとかイベントが多いですよね」と他県からの来訪者に言われ、初めて、そんなものかと思うほどです。古くからの年中行事を思い出して見るだけで、4月のハタ揚げ、6月の小屋入りから始まる長崎くんち関連の行事、7月のペーロン、8月15日の精霊流し、10月の長崎くんち(今年の予定についてはこちら)があげられ、これ以外にも毎月のようにイベントが加わっていくのですから、書き出して見ると、確かに、多いものです。
長崎の行事・イベント
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4月5日 ハタ揚げ大会 <中止>
長崎新聞社主催イベント。長崎伝統のハタ揚げを唐八景にて行う。ハタとは凧のことで、長崎県内で、地域ごとに異なる凧がある。ビードロ(ガラス)を糸に塗り付けたものビードロヨマを手繰り、互いにハタを掛け合わせ、相手のハタを落とす遊びである。赤・青・白などを基調に多彩な模様があり、長崎県庁前のプロムナードや地元の喫茶店などで見ることがある。市内各所にハタの専門店もあり、縁起物として、飾っている人もいるくらいである。
ハタ揚げ。
— DRK (@limken21) 2019年1月20日
松ケ枝の国際ターミナルの屋上は芝生が張られ、周囲には電柱もない景観地区であることかららしい。
「もっとあげんとー」と名人に言われながら墜落するハタや、上昇気流が来てるのと訊く子ら。#dynamic_Nagasaki pic.twitter.com/ZAViYqWbWP
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4月23日から27日 長崎帆船祭り<延期 11月20日−23日へ>
ロシア、韓国などから、帆船が集まり、春の日差しのなか、白い帆をあげる様が綺麗なのであるが、2020年は半年延期となった。
- 5月2日から5月7日 DEJIMA博 <中止>
水辺の森公園で、読売テレビ系列 長崎国際放送(NIB)が主催するイベント。
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7月最終週の週末 長崎ペーロン選手権、ながさきみなとまつり
開催時期は毎年、大方決まっている。ペーロン、中華圏で行われるドラゴンボートのレースである。長崎旧市街のイベントであるが、各集落ごとにボートを出し、その地区対抗戦の色合いが強い。
同時開催されるながさきみなとまつりでは、花火の打ち上げなどもあり、夏休みのはじめの一大イベントとなる。
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8月15日 長崎精霊流し
最も有名な年中行事の一つであろう。さだまさし氏の歌のようでは無いが、これが終わると、どこか物悲しく、寂しい感じがしてくるのは不思議である。
どーいどーい、バチバチバチと、クライマックスへ向けて、最高潮に盛り上がっていく、県庁坂の登り。舟は立ち止まるたびにキノコ雲や爆竹を鳴らして行く。#dynamic_Nagasaki pic.twitter.com/SyxbXrZH3N
— DRK (@limken21) 2018年8月15日
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10月7日、8日、9日 長崎くんち
6月1日の小屋入りから始まり、約4ヶ月間にわたり、踊町が練習を重ね、10月3日の庭見せ、10月4日の人数揃い、10月7日、8日、9日の本番を迎える。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、練習や集会ができるのかどうか、心配する声もある。
dynamic-nagasaki.hatenablog.com
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8月9日 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
1945年8月9日11時2分に浦上上空に投下された原子爆弾による犠牲者を弔う式典。前日を合わせて、多くの人出がある。市民にとってイベントでは無いが、活動家によると、一斉集合し、シュプレッヒコールをあげられるという一種年中行事である。
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1月から2月 長崎ランタンフェスティバル
春節、旧正月期間に行われる中華式のお祭り。ちゃんぽんストリートの中華料理店はこの時期に年間売上の半分を稼ぎ出すという。
最後に
観光立市、長崎として、数々のイベントや行事がある。交通規制や渋滞、騒音なども多いため、イベントへの参加経験がなくても、市民は意識しているようである。今年は、新型コロナウイルス感染拡大により、中止・延期がアナウンスされ、観光業界へのインパクトも大きいでしょう。終息後、長崎の再発見に、私のためだけの#dynamic_Nagasakiを探して、訪問されてみると良いでしょう。