#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんが意味なくちゃんぽん食べ歩いています。

長崎でちゃんぽんを巡る その40 味美 家庭で作られるちゃんぽんらしさ

昭和の町、長崎の家庭の味、味美(”の”が多い)

味美と書いてあじよしと読むらしい。この地で50年続く食堂らしく、うなぎの寝床のような土地で、入り口入ってすぐには階段がつくられており、昭和の食堂らしさが見える。夕月という、またこれは長崎洋食事情で取り上げたい店にいらっしゃったというマスターとおばさまがやっている常連さんのサークルが濃そうな店である。

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狭い間口の味美 カレー・定食・ギョーザ・ラーメンだが、大抵この手の店にはちゃんぽんがある

「〇〇さん、今日はなんにするね」と注文を取るほどで、官庁街でもある、興善町、万才町エリアらしく、常連も多いらしい。「お茶出したかしら」とか、色々呟きながら、熱いほうじ茶が出てくる。

メニューは一通りがあるらしく、日替わりは、この手の店では珍しい、天ぷら定食であった。フライではなく天ぷらというのが珍しい。

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この価格帯のメニューが並ぶ

入り口にはアルミ製のオカモチが積まれていた。出前もあるというが、誰が持っていくのだろうか。

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カウンター一本の狭い店である

味美のちゃんぽん

食堂ちゃんぽんで最も低廉で、それらしいものだろう。もともと、ちゃんぽんは家でも作って食べるもので、冷蔵庫の残り物の集大成の様なものであった。ちゃんぽんが、ちゃんぽん麺を買っておいて、すり身など、冷蔵庫のもので手早く作れるという意味でも、歴史的に留学生に出したという点でも、余り物や残り物で作る料理が多い町、長崎である。その家庭で作るちゃんぽんらしさがあるのが、ここのちゃんぽんであった。

具材はキャベツ、玉ねぎ、もやしがほとんどで、豚肉、紅白のハンペン、アサリであった。麺はスーパーで売っている、唐灰汁薄めのちゃんぽん麺である。うどん、そば、ちゃんぽんの麺がスーパーで生麺で売っているのである。スープは透明な油滴の浮く、おそらく鶏ガラらしいものである。野菜はやや大きめにカットされ、ハンペンも贅沢に厚め、豚肉はスライスが塊で入るなど、ヤミ溢るるプレゼンテーションである。野菜の歯触りがほとんど残るほどに炒められ、玉ねぎの辛味が飛ぶほどに煮られている。ちゃんぽん食堂というよりは、家でおかあさんがたが作るようなちゃんぽんである。具の配分もおそらく、特製かどうかの差もあるだろうが、ありあわせでのものであろうから、これという問題にしてはいけない。

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家庭で作る様な、味美のちゃんぽん

器は縁がやや立っている、ラーメン様の碗で、龍が踊るものであった。他の皿にも電話番号と店名が載っていた。

味美の店情報

「またね」と送り出されたが、またカレーライスでも食べに行ってみようかと思うくらいの店であった。

  • 住所: 長崎市万才町2−28
  • 電話番号: 0958213674
  • 営業時間: 10:00 - 14:30 17:00 - 19:00
  • 支払い: 現金

 

このシリーズが始まって、もう40店舗もちゃんぽん屋を紹介してきた。まだまだ、この土地にはちゃんぽんを扱う店があり、ちゃんぽんストリートでのやる気のない店もまだ紹介しきれていない。気長にとりあえずはフィールドワーク的感覚で回っていきたいと思っている。店によっては冬バージョンと夏バージョンと、航空機のダイヤグラムの様に季節ごとに違うものもあるため、その辺りも合わせて、紹介できたらと思う。

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